バリアフリー講演会 開催記録
 「ろうを生きる 難聴を生きる」

〜“身体表現”によるコミュニケーションを追究する〜
 みなみむらちさとさんの写真 平成21年11月14日(土)開催

参加者21名  

講師:南村千里(みなみむらちさと)さん

平成21年の講演会は、ロンドンを拠点に世界各地でご活躍されている振付家/ダンサー/コミュニティダンス講師の南村千里さんをお招きして開催されました。
 会場の写真 みなみむらさんの話を手話通訳さんが通訳している写真   講演会開始の挨拶時の写真
区切り線
 講演会を拝聴して
(嶋田さん)
 講演の冒頭、ご自身の生い立ちの中で、幼少の頃ストレプトマイシンの副作用で聴覚を失ったと話されていました。実は私も高校生の頃結核に罹りました、その頃はまだ結核は不治の病と思われていましたが、当時、新薬であったストレプトマイシンのおかげで命を救われました。その時に医師から、副作用で難聴になるかもしれない、といわれた事を思い出しました。特効薬はデメリットも大きいですね。
 南村さんは手話と身振りを交え、一生懸命話をしてくださいました、又話の途中で何度も「私の話が解りますか?解らなかったら質問してください」と会場の皆さんにとても気を使われていました。・・・この後スクリーンに映し出された場面の説明をするところでアクシデントがあり映像が中断してしまいましたが、ここで復旧に時間が掛かりそうと思われたのか、南村さんは「何か聞きたい事がありますか」と会場の皆さんに問いかけられ、会場の方から「イギリスでの生活習慣などの違いについて」質問がでました、これに対して南村さんはイギリスならではの習慣の違いや、ご家庭の様子までユーモアたっぷりに話してくださり、会場の皆さんとの一体感が出来てとても楽しい雰囲気です、今日の講演会のなかで一番盛り上がっていた様に感じました。生活習慣の話のなかで印象に残ったのは、イギリスでは「男性の頭の中には洞窟(部屋)が有り、女性の頭の中は紐が絡み合った様になっている」という事でした。これに相当する日本語はあるのでしょうか?
 終わりに、お忙しい中、大変有意義なお話を聞かせてくださいましたことに感謝とお礼を申し上げます。
区切り線
目次へ戻る ページの先頭へ ホームページへ戻る