レポーター:嶋田 栗木〔取材日:2008年10月 8日(火)〕
平成20年10月8日、二人で作業所グリーンさんへ取材に行きました。青葉台の駅前からバスに乗り、すみよし台で下車・・・そこから我々の足で10分程歩くと<無農薬やさい>と<新鮮野菜直売所>の看板が見えました。第一グリーンです、そこにいた人に「石田さんは?」と尋ねると「あちらの建物です」と言って第二グリーンに案内してくれました。そこではメンバーの皆さんが昼食後のひと時をくつろいでいました。2階の事務所に案内されると所長の石田さんがいらっしゃいました。
【前回と変ったこと】
今年は創立16年になりました。前回の取材内容と変った点を石田さんに伺いました。
昨年度から社会福祉法人になりました。
新たに第三グリーンが出来ました そこでは、おにぎり弁当を作って販売しています。
※ 今日は第三グリーンに養護学校の生徒さんが実習に来ています。
現在の人数・・・メンバーの方が33名、職員の方が13名、その他アルバイト・ボランティアの方が若干名(メンバーの方の平均年齢は20代半ばで変わりなしです。)
バス旅行について:ここ何年かは予算の都合などもあってバス旅行をしていません。
レスリング道場での運動について:現在、レスリング道場は無くなりました。
【Q&A】
Q1
何歳くらいまで、又、何年間くらい居られるのですか?
A
両方とも制限は有りません (長い人は16年になります。40代の人もいます)
Q2
障害の対象に制限はありますか?
A
基本的には有りません。主たる対象は知的障害者ですが、その人(の障がい)に合った仕事をしてもらう、又は、合った仕事を作ればいいわけですから・・・。
Q3
16年間に施設を卒業された人は何人ぐらいですか?
A
卒業という言いかたはしませんが、施設を出られた人は10人位ですかね。転居された方や他の施設に移られた方、亡くなられた方もいます。
【今後のビジョンは?】
最後に、石田さんのビジョンを伺いました。
.一人でも多くのメンバーが親元を離れて自立できるように(グループホームなどで)したい。
新規入所希望者受け入れ態勢の整備。
※ 2009年度の入所希望者は6名決まっているが、既に第三グリーンまで満杯の状態です。
今は農作業や調理などの作業をグリーンのメンバーと職員、ボランティアでやっているが、できれば地域の方々にも参加してもらえるようにしたい。
取材当日は今にも降り出しそうな空模様でした。30分程で取材を終え、石田所長にお忙しい中、我々の取材に貴重な時を割いて頂いたことにお礼を述べ、外へ出たときにはもう雨が降りだしていました。できれば農作業や調理風景などの写真が撮りたかったのですが、遠かったり、悪天候に阻まれたりでかないませんでした。最後に、石田所長が障害児の為、この事業にとても熱心に取り組まれている様子が感じ取れました。
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