デンマークの教育と環境事情
〜共生の国をめざして〜

        講演会日時:2015年3月14日
      場所:青葉区社会福祉協議会 2F 多目的研修室
      講師:三竹眞知子

   

講演をしている三竹会長の写真 熱心に聞き入る聴衆の写真(1)
     2014年10月20日から22日までデンマークを視察に行って
   感じたことをテーマに三竹会長が講演してくださいました。


    デンマークでは、子供の頃から、自分で考えて行動するという教育を
    受けている。
    大人は情報のみを与えて子供が自ら選択するという生き方を国全体で、
    持続させている。
    親や大人が介入しないで子供自らが考え、行動する教育が小さい頃から
    徹底されている。
    人間関係を自分で構築できる育て方がされている。
    気候は温暖で、動物と一緒に暮らしている国だということを実感
    させてくれる国。
    福祉国家として知られ、世界一幸福度の高い国という評価もある
フォルケスコーレ授業風景の写真 森の幼稚園の写真
フォルケスコーレ授業風景森の幼稚園
風力発電所の遠景写真 運河の写真 人魚姫の写真
風力発電遠景運河人魚姫

   酪農が盛んで、高福祉の国なので国民は、 貯蓄の心配をすることもない。
   その代り、高税率で所得税は50%。消費税は25%。
   しかし、教育費は国と自治体が負担してくれ、子供たちは、社会経験を
   したり、また大学に戻って勉強したりと、交互に交流できるシステムに
   なっている。
   夏休みは、5週間ある。高校生以上は、8万円の小遣いが支給される。
   日本の様に、親の経済力で学ぶところが左右されるという現象は
   起こらない。
   大人が大声で子供を叱ったりすることもなく、大人が先ず手本を
   見せていくというスタイルが確立されている。

   国会議員は国民のために働くということが徹底されているので、
   国民のために働かない議員は罷免される。
熱心に聞き入る聴衆の写真(2) 熱心に聞き入る聴衆の写真(3)
    講師が学んだことは、「生きる」ということに価値を置き、
    日常的な生活を重視するという生き方。 
    日本との関係は、岩倉具視の使節団がはじめてデンマークを
    訪れたことで知られている。
    内村鑑三の本でもデンマークが紹介されている。
   一度は行ってみたい国だと思うような講演会の
   内容でした。

                

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