外観の写真 ほっと・館 花、地域作業所

〒:227−0056
住所:横浜市青葉区しらとり台35−6
電話:045−986−0051
Fax:同上
Url: http://www18.ocn.ne.jp/~hotkan87/
「あなたのことをほっとかないよ。まずは一緒に困りましょう。そして何がしたいか考えて、一緒に失敗を重ねながらやっていきましょう。」 ほっと館はそんな施設です。今回はそのうちのひとつである「ほっと・館 花」を見学してきました。

ほっと・館 花はショップを持つ作業所

ほっと・館 花は住宅街の一角にあります。ここでは、主に紙すきの作業と喫茶店・雑貨店の営業をしています。紙すきで作った作品は、はがきにして販売したり、喫茶店のコースターに使用したりしています。
写真:喫茶店の中。4人用のテーブルが4セットあります。
写真:さをり織り製品。かわいい、さをり織りで作ったぬいぐるみがお待ちしております。
喫茶店
入口の階段を上ると、左側に喫茶店があります。 コーヒー、紅茶などの飲み物や軽食があります。
営業時間:10時30分〜14時30分
定休日:水、日、祝
雑貨店
突き当りが雑貨店です。 紙すきで作ったはがきの他に機織作品などバックアップ施設でもある 花みずきの作品も買い取って販売しています。
右の、こんなにかわいい、さをり織りで作ったぬいぐるみがお待ちしております。
作業所
建物の横の通路の突き当り左側が作業所の入口です。 車椅子でも入れる扉があります。
作業所内はバリアフリーで、 トイレ、洗面所、通路などに段差はありません。 車椅子で喫茶店に行かれる方は、こちらからご案内します。

ほっと・館 花での一日

写真:紙すきの様子(1)
最初に、紙を小さく裁断します。これははさみや、 カッターなどを使うと紙の繊維を切断してしまい、再生が難しくなりますので、手でちぎります。
次に、それをミキサーに軽くかけてなお砕片にし、その後、少し煮込みます。
これが紙の原料になります。
写真:紙すきの様子(2)
次に、木枠と、底に網を取り付けた木枠とを重ねて、その中にどろどろに溶けた原料を、厚さが均等になるように注意しながら入れます。
 少し待つと、水が下に落ち、濡れた状態の紙が出来上がります。
 上の木枠と下の木枠を分離し、下の木枠上の濡れた紙を、乾いた新聞紙の上に載せ、太陽光の下で乾燥させると、出来上がります。
午前10時に出勤すると、まずは朝のミーティングです。その日の予定や担当を確認し、ショップや紙すきの作業に入ります。

昼食時間をはさんで午後2時半に作業は終了し、掃除をします。

その後、帰りのミーティングで各自の報告と明日の作業担当確認をして一日が終わります。

見学の日、メンバーのみなさんは販売用の葉書を作る紙すきの仕事と喫茶店の店員の仕事をしていました。

ほっと・館 花での活動・メニュー

写真:紙すきの様子(3)
郵便番号枠などのスタンプを押し、袋に入れて完成です。
メンバーが「こういう事をしたい!」と思ったことがメニューとなります。日々健康に留意し、個々にあった生活リズム、生命リズムで、メンバーそれぞれの生活力にあったプログラムづくりをしています。

ショップ開店にあたってもみんなで準備をしました。「メニューはどうしようか」「接客態度はどうだろうか」等、客役や店員役をしながら考えました。料理を出すまでに時間がかかり、客役のメンバーが怒り出すこともありました。

みんなで失敗して、納得して、現在の形になっています。そして今日も「どうしたらもっとお客さんがきてくれるか」いろいろ案を出し合って試しています。

関連施設の紹介

ほっと・館 運営委員会
ほっと・館
住所:横浜市 都筑区 茅ヶ崎東 5−1−1 (市営地下鉄センター南駅より徒歩15分)
電話:045−944−2913
ほっと・館 宇宙(そら)
住所:横浜市 港北区 新羽町 4095−1 (市営地下鉄新羽駅より徒歩15分)
電話:045−544−1969
ほっと・館 ぷらす・わん
住所:横浜市 都筑区 折本町 1793−3 (市営地下鉄仲町台駅より徒歩15分)
電話:045−947−0301
横浜共生会(バックアップ法人施設)   Url: http://www.y-kyousei.or.jp/
花みずき(知的障害者入所更生施設) 電話:045−593−5932
横浜らいず(身体障害者療護施設) 電話:045−592−1011
しんよこはま地域活動ホーム 電話:045−531−4400
18.10.26 記:星野、三竹、福島
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