公開講座 楽しく安全にインターネットを楽しもう

―ビギナーのためのインターネット護身術―

インターネット・ユーザーの増加に伴って、「不正アクセス」や「詐欺」、「コンピュータ・ウイルス」などのトラブルも急激に増加しています。
誰も管理する人がいないインターネットの世界ですが、一般的なユーザーやビギナーでは、知っているだけで防げるトラブルもたくさんあります。
情報教育についての実践者として、年間10数回学校の研究会やセミナーなどでご活躍中の野間俊彦氏からネットトラブルとその対処法について、具体的にお話を伺いました。

概要

【講師】   野間俊彦氏
【実施日】  2004年11月20日(土曜日)
【時間】   午後2時から4時まで
【場所】   青葉区役所別館2階第2・第3会議室(田園都市線市ヶ尾駅徒歩5分) 
【主催】   青葉バリアフリーサポート21(ABS21)青葉区社会福祉協議会
【参加費】  無料
【参加者】  36名(ABS21会員17名)

講座の内容

第1部 便利で楽しいインターネット

第2部 身近に迫るネットの危険と対策

第3部 家庭にお願いしたい7つのこと

報告

写真:講師の野間先生ビギナーのためのインターネット護身術と題して、

と3部構成で話を伺った。

最初にインターネットの楽しさ、メリット等をお話しいただいて、その反面のデメリット、ネットワークにおける危険を実例を多く紹介しながらお話いただいた。例えばネットでの事例ではないが、「おれおれ詐欺」の手口などを交えながら、ネットワークで問題となる詐欺行為などを詳細に事例を紹介していただいた。ネットワークにはルールはない。(実際は現行の法律の範囲はある)したがって「自分の身は自分で守る」そのためにはネットワークの勉強も必要とのこと。今日ここでインターネット護身術について興味を持って集まっていただいた人々にこんな話が出きるのも何かの縁とか。一つでも覚えていただいて今後のネットワークに対する認識にしていただければとのこと。

写真:講座中の会場の様子今回のお話は、孫または子どもに小学生、中学生をお持ちの方々を意識した視点でのお話が多くあった。特に第三部まとめでは「家庭で子どもたちを守る」ためのわが家の7ヶ条は是非、覚えておきたい。一部を紹介すると「パソコンはリビングで使います」「何かあったら、すぐお父さんかお母さんに相談します」等、これはネットワークの話ではあるけれど、もっとアナログ的な家族の中のコミュニケーションの問題です。何でも話し合える家族関係が、結果的に「自分の身は自分で守る」ことに繋がるのですね。

会場からの質問で、小学生、中学生向けのわが家の7ヶ条、これは高齢者にも全く同じことがいえるのではないか?という話がでました。野間先生は職業がら視点が児童に向いていたのでこの提起は新たな発見に繋がったようです。

また会場からはウィルス対策についての質問が多く出ていました。時間切れになるまで活発な質疑応答で幕を閉じました。

野間先生のお話は実際の体験に基づいたお話、聞いている人たちを飽きさせない巧みな話術また内容も難しくならないで非常に難しい話をわかりやすい話し方で、2時間連続ではなしていただいたにも関わらず、あっという間のひとときという感じがしました。土曜日の午後非常に有意義なお話を伺えたと思います。また参加していただいたみなさんにも十分みなさん、ひとりひとり何かを掴んでいただけたのではないかと思います。

質疑応答の中で野間先生が紹介されていたウィルス対策ソフト
下矢印
ウイルスセキュリティ2005(1980円のウィルス対策ソフト)
ソースネクスト・ドットコム

講師プロフィール

著書

など、著書28冊。情報教育関係出版物、図工教科書の指導書などにも多数寄稿。

連載

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